池江璃花子選手の励ましにみられる「頑張れ禁止論」
白血病を公表した池江璃花子選手。
日本人で初のアジア競技大会6冠を達成し、大会MVPに輝くなど、その活躍はニュースを賑わしている。その知名度と人望から、療養に際し、多くの励ましの声が集まっている。
その励ましの声の中で疑問に思うことがある。
「軽々に頑張れと言えませんが…」というものだ。「もう頑張っている人に、頑張れというのは酷だ」もしくは「その人の辛さもわからないのに頑張れなんて言う資格がない」というのが理由のようだ。
または「うつ病で体の動かない人に頑張れというのは間違いだ」というのも「頑張れ禁止論」に説得力を持たせる論拠らしい。
ただ私は池江選手に頑張ってほしい。
そりゃ偉大な記録を打ち立てるほど頑張っている池江選手だ。言われなくても人並み以上の頑張りを見せてくれるだろう。
病気を公表して真っ向から戦うことを宣言した池江選手だ。勇敢に立ち向かってくれるだろう。
世界と双璧するような能力を持ち合わせていない私には彼女の努力がいかほどのものか想像もつかない。
私は池江選手となんの繋がりもない。競技の映像やニュースで知っただけのにわかだ。ネットでエールを書き込んだところで本人には届かないだろう。届いたとしても余計なお世話と思われるかもしれない。
だけど私は池江選手に「頑張ってほしい」。
いくら優秀な選手と言ってもまだ18歳の一人の女性だ。公式な文章では気丈に振る舞っているが「なんで自分が…」「もし治らなかったら…」そんな不満や不安に押しつぶされそうになる夜もあるだろう。あって当然だ。
だから私は彼女に「頑張ってほしい」。
不安に負けず、頑張ってほしい。
病気に負けず、頑張ってほしい。
いや、時には不安に負けても良い、競技なんて復活できなくても良いとすら思っている。前人未到と騒がれなくても良い。一般の女性としてでいいからテレビに元気な姿を見せて欲しい。そうして表彰台で見せてくれていたような、晴れやかな笑顔が見たい。
それが私の偽らざる感情だ。
それを見て「あぁ、よかった。頑張ったね。」と言いたい。
だから私は彼女に「頑張れ!」とエールを贈りたい。
「思ってたより数千倍しんどい でも負けたくない」池江選手、3週間ぶりに闘病状況ツイート - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20190306/k00/00m/040/182000c
引用の本文: 白血病を公表した競泳女子の池江璃花子選手(18)=ルネサンス=が6日、自身のツイッターで、「思ってたより、数十倍、数百倍、数千倍しんどいです。三日間以上ご飯も食べれてない日が続いてます。でも負けたくない」と闘...
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