共産党の主張する平和こそ「日本の若者が殺し、殺される」

投稿日時:2019-03-17 22:04:16

投稿ユーザー:匿名

タグ:自衛隊, 防衛費, 共産党, 藤野保史

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「防衛費は人を殺す予算」
まったく何を考えたらこんな短絡的で無分別な発言ができるのか。
これが公党の政策委員長だというのだから頭が痛い。

論ずるまでもなく、防衛費は国を防衛するための予算であり、具体的に言えば自衛隊の費用だ。防衛と言っても、現在の日本において自衛隊の主な任務は大規模災害への対応や国連平和維持活動への参加だ。

災害時にニュースを見れば必ずと行っていいほど自衛隊の活躍を目にする。一般人やボランティアには困難と思われる任務を果敢にこなしている。
それを言うに事欠いて「人を殺す予算」とは…。

恐らく藤野氏が言いたかったのは共産党が戦争法案と揶揄していた集団的自衛権に関する憲法解釈についてだろう。
集団的自衛権を許す→自衛隊が戦争に参加する→防衛費は人を殺す予算。こういったロジックなのだろう。
まさしく短絡的なものの捉え方しかできない共産党らしい三段論法だ。

そもそもアジア地域の安全保障はアメリカなくしては成り立たない。現在、韓国が存在するのは日本にアメリカの軍事基地があったからだ。ソ連の領土的野心が北方領土止まりなのも、中国が東シナ海で大人しいのもアメリカのおかげだ。

何より現在の北朝鮮情勢にアメリカの存在感が現れている。
北朝鮮と戦争状態にあるのは韓国にもかかわらず、非核化や終戦宣言の交渉相手はアメリカだ。

日米同盟が締結された状態で、日本にアメリカの軍事基地が存在する以上、日本とアメリカは運命共同体だ。好むと好まざるとにかかわらず、日本はアメリカの戦争に加担している。

後方支援という言葉も曖昧だ。
食料の提供までなら、設備の提供までなら、石油の供給までなら、弾薬の供給までなら…。日本なら、公海上なら、紛争地域でないなら…。現代における兵站は立派な戦争の一部だ。

つまり日本とアメリカは安全保障上、一蓮托生という意味において、日本はすでに個別的自衛権も集団的自衛権も行使している。
ただし定義としての自衛権という意味では、日本は個別的自衛権も、集団的自衛権も行使していない。

共産党の言う「防衛費は人を殺す予算」「戦争法案」というスローガンを真に受けるなら、日本はすでに世界中で戦争をしていることになる。この認識が世界的に見ても的外れであることは明白だ。

とかく共産党の主張は現実が見えていない。ODAやPKOの重要性を主張する癖に、実際に派遣する段になると「治安が悪いから危険だ」と反対する。
治安が安定しないために自衛手段として武装すると「反撃したら戦争行為だ」と反対する。
そもそもPKOの活動が必要にもかかわらず治安が安定している国が存在するだろうか。
笑顔で「ODAに来ました」と言えば、丸腰でも安全だとでも言うのだろうか。
日米同盟を解消して、友愛精神で外交すれば北朝鮮から拉致被害者を救い出せるとでも言うのだろうか。

アメリカに守られておきながら守らない。困難な任務を焚き付けておきながら、自衛手段も認めない。これこそ、共産党の主張する「日本の若者が『殺し、殺される』危険に」の状態ではないか。

「防衛費は人を殺す予算」 共産・藤野政策委員長がNHKで 他党議員は発言取り消しを勧めたが…

https://www.sankei.com/politics/news/160626/plt1606260016-n1.html

引用の本文:共産党の藤野保史政策委員長は26日出演したNHK番組で、防衛費が初めて5兆円を超えた平成28年度予算を念頭に「人を殺すための予算でなく、人を支えて育てる予算を優…

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